高校受験の『本当の天王山』は「夏」ではなく「冬」である理由

高校受験の『本当の天王山』は「夏」ではなく「冬」である理由

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

「受験は夏が勝負」「夏を制する者は受験を制す」 塾業界に限らず、

受験期によく耳にする言葉ですよね。

もちろん、夏休みは大切です。

まとまった時間が取れ、多くの生徒が初めて本格的に受験と向き合う時期ですから。

しかし、長年現場で受験生を見続けてきた私たちが、確信を持って言えることがあります。

高校受験の『本当の天王山』は、間違いなく「冬」です。

夏に失速しても、まだ道はある。

「夏休みに思うように勉強できなかった……」 実は、そう後悔している生徒は少なくありません。

  • 部活動が予想以上に長引いた

  • 勉強のやり方が掴めないまま時間が過ぎた

  • 頑張ったつもりなのに、模試の結果に結びつかなかった

例年、こうしたケースは必ずあります。

でも、安心してください。

夏に失速しても、冬で立て直して大逆転した子を、私は何人も見てきました。

なぜ、冬なら立て直せるのか?

それは、冬は「やるべきこと」が極めて明確だからです。

冬は「わかる」を「解ける」に変える最終段階

冬休みは夏に比べて短いです。

しかし、その密度の濃さは夏以上。

この時期の学習は、すべてが入試本番の「得点力」に直結します。

冬休みに徹底すべき4つのアクション

・基礎の総点検(ヌケ・モレの最終チェック)

・苦手単元のピンポイント修正

・過去問を使った実戦演習

・「理解する」から「時間内に点を取る」への意識改革

夏が「土台作り」だとしたら、冬は「仕上げ」です。

何をやり、何を捨てるか。この選択がそのまま合否を左右します。

厳しいようですが、冬の失敗に「次」はありません。

あえて厳しい言い方をしますが、冬を何となく過ごしてしまった場合、

もう取り返す時間は残されていません。

「まだ時間がある」「直前に追い込めばなんとかなる」

そう自分に言い聞かせているうちに、入試はあっという間にやってきます。

  • 基礎が固まっていない子:ここが文字通り「最後の修正期間」です。

  • 順調に来ている子:ここが「得点力を最大化させる最終段階」です。

どちらのタイプにとっても、冬は一瞬の油断も許されない、文字通りの勝負所なのです。

保護者の皆様へ:たった一つだけ、お願いしたいこと

この冬、親御さんに意識していただきたいのは、決してプレッシャーをかけることではありません。

ただ、「冬の時間を、親子で軽く扱わない」

この認識だけを共有してあげてください。

受験は、夏で決まることもあります。

しかし、冬で大逆転することもあれば、冬の油断で崩れることもある。

この冬、どう過ごすか。

それこそが、春に笑顔で志望校の門をくぐれるかどうかの分かれ道です。

一緒に、この冬を最高に熱い時間にしていきましょう!