「指示待ち」は一番のリスク?

「指示待ち」は一番のリスク?

社会に出てから「誰も教えてくれない」残酷な理由

「古文の活用なんて、将来絶対使わないですよね?」

「因数分解なんて、社会に出て役に立つんですか?」

面談をしていると、生徒からも、そして時々お母さんからも、こんな本音を聞くことがあります。

正直に言っちゃいますね。

その通りです。

スーパーで買い物をするのに「解の公式」は使いませんし、

契約書を書くのに「古文単語」は出てきません。

でも、私は「だから勉強しなくていい」とは口が裂けても言いません。

なぜなら、勉強の中身そのものより、「勉強を通して身につく『段取り力』」がないと、

今の社会では致命傷になるからです。

「わからないので教えてください」が通用しない今の職場

少し想像してみてください。

あなたのお子さんが社会人1年目になった時のことを。

上司から「来週の会議用の資料、まとめておいて」と頼まれたとします。

ここで、勉強(=自分でやり方を考える訓練)をしてこなかった子は、こう聞いてしまいます。

「やり方がわからないので、教えてください」

昔なら「バカヤロー!自分で考えろ!」と怒鳴られながらも、

先輩が夜遅くまで付き合って教えてくれたかもしれません。

でも、今は違います。

「パワハラ」という言葉が、指導する側の口を重くさせているからです。

優しい上司ほど、何も言わずに「見切り」をつける

今の時代、上司はこう考えます。

「強く言って辞められたら困るし、ハラスメントだと言われるのも怖い。

……あ、もういいよ。私がやったほうが早いから」

表面上は優しく「無理しなくていいよ」と言われますが、

その裏で「この子には仕事を任せられないな」と静かに評価を下げられてしまう。

そして、成長のチャンス(=重要な仕事)は、自分で調べて動ける他の同期に回っていきます。

これが、現代の職場で起きている「静かなる切り捨て」です。

誰も「勉強のやり方(仕事の進め方)」なんて、手取り足取り教えてくれないのです。

「テスト勉強」は、仕事のシミュレーション

だからこそ、中学生の今のうちに「失敗」してほしいんです。

・「テスト範囲が思ったより広くて終わらなかった」

仕事の納期(締め切り)を見積もる練習になります。

次はどうすれば間に合うか考えるチャンスです。

・「わからない問題を解答解説を見て理解した」

マニュアルを読んで自力で解決する力になります。

いちいち人に聞かずに済みます。

・「暗記カードを作ったけど覚えられなかった」

自分に合ったツールの選び方を知るきっかけになります。

学校の勉強は、社会に出る前の「安全な訓練場」です。

ここで「どうやれば効率がいいか?」「どうやれば結果が出るか?」を試行錯誤して、

自分なりの「やり方」を掴んでおく。

これさえできていれば、たとえ因数分解を忘れても、

どんな職場でも「あいつは仕事ができる」と言われる大人になります。

お母さんは「結果」より「作戦」を褒めてあげて

もしお子さんがテスト勉強に苦戦していたら、

点数よりも「プロセス(やり方)」に注目して声をかけてあげてください。

「今回のテスト、計画通りに進めるにはどういう『作戦』だと良かったかな?」 「点数はともかく、自分でここまで調べたのはすごいね。その『調べる力』は大人になっても使えるよ!」

当塾では、単に答えを教えるのではなく、

この「社会で生き残るための作戦(勉強のやり方)」を一緒に考え、身につけさせています。

「勉強しなさい」と言う代わりに、

「将来楽するために、今のうちに作戦の立て方をマスターしちゃおう!」と、

そんな風に背中を押してあげませんか?

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