中学生の成績が伸びる最大の秘訣は「地頭」より「素直さ」だった

【指導歴20年の塾長が語る】

中学生の成績が伸びる最大の秘訣は「地頭」より「素直さ」だった

こんにちは。中学生の指導に携わって20年になる塾長の鶴崎です。

日々、多くのお子さんと接し、親御さんからご相談をお受けする中で、

よくこんな声をお聞きします。

「うちの子、どうすれば成績が上がるんでしょうか?」

「もっと効率の良い勉強法を教えてやってください」

確かに、学習方法やテクニックも大切です。

しかし、20年間生徒たちを見つめてきて、成績が伸びる子、

そして将来社会に出てからも周りから愛されて活躍する子には、

ある「共通する一つの特徴」があることに気づきました。

それは、もともとの能力や才能ではありません。

今回は、中学生のお子さんを持つ親御さんにぜひ知っておいていただきたい、

学習において最も価値のある姿勢についてお話しします。

周りから自分がどう見えているか、想像できていますか?

勉強の話の前に、少しだけ人間関係のお話をさせてください。

長い間指導していると、ごくたまにですが、お世話になった人に対して恩を仇で返すような、

いわゆる「不義理(ふぎり)」をしてしまう子がいます。

そういう時に、「あなたの今の行動は、相手に対して不義理なことだよ」と諭すことがあります。

すると、必ずと言っていいほど「いや、違います。自分はこう考えてやったんです」と

反論が返ってきます。

ここに大きな落とし穴があります。

本人が心の中で「正しい」と思っていても、相手や周りから「不義理だ」と思われている時点で、

すでに不義理な行動になってしまっているのです。

それに気づけないのは、「周りから自分がどう見えているかを想像する力」が欠けているからです。

自分の内側からしか物事を見られず、自分の振る舞いが周囲にどう影響を与えているかを

想像できない人ほど、結果的に人に対する義理を欠いてしまいます。

「不義理」を起こす人の根本的な原因とは?

では、なぜ周りからの見え方に気づけず、人のアドバイスをはねのけてしまうのでしょうか。

結局のところ、そういった行動をとる人の共通点は「素直さがない」という一点に尽きます。

これは、勉強の場面でも全く同じように表れます。

素直さがない子は、学習において次のような行動をとりがちです。

・1. 自分のやり方に固執する

素直じゃないから、プロである先生から教わった正しい勉強法よりも、

自己流のやり方を優先してしまいます。

・2. アドバイスを実行できない

素直じゃないから、弱点を克服するためのアドバイスをされても、

それをスッと飲み込んで行動に移すことができません。

・3. 言い訳をして正当化する

素直じゃないから、間違いを指摘されても「でも」「だって」と言い訳をし、

自分の考えが正しいと主張してしまいます。

これでは、いくら良い環境を与えても、成績は頭打ちになってしまいます。

「地頭」や「テクニック」よりも圧倒的に価値があるもの

親御さんとしては、どうしても「もともとの地頭の良さ」や「暗記力の高さ」、

「効率よく問題を解く裏ワザ」といったものに目が行きがちかもしれません。

しかし、20年の経験から断言します。

暗記力が高いとか、解法のテクニックを知っているとか、もともとの地頭が良いとか、

そんなことよりも「言われたことに素直に取り組める人」の方が、圧倒的に価値が高く、

最終的には必ず大きな成長を遂げます。

素直な子は、スポンジのように知識やアドバイスを吸収します。

間違えたら素直に認め、すぐに修正できます。

だからこそ、周りも「もっと教えてあげたい」「応援したい」と思うのです。

これは、高校受験だけでなく、その先の人生においても最大の武器になります。

お子さんの「素直さ」を大切に育てよう

いかがでしたでしょうか。

もし、お子さんが勉強で行き詰まっているように見えたら、「やり方」を責めるのではなく、

まずは「素直に人の話を聞けているか」に目を向けてみてください。

そして、お子さんが素直にアドバイスを受け入れ、実行できた時は、

その姿勢を思い切り褒めてあげてください。

「素直さ」は、どんな学習テクニックにも勝る、最強の才能です。

私たち塾講師も、お子さんが素直な心で学べるよう、愛情を持って真摯に向き合ってまいります。

一緒に、お子さんの成長をサポートしていきましょう。