子どもの「脳の体力」、毎日何に使っていますか?
こんにちは!
京都市西京区桂にある進学型個別補習塾『遊学館』の塾長の鶴崎です。
中学生や高校生のお子さんを持つお父さん、お母さん、毎日の子育て本当にお疲れ様です。
学校から帰ってくるなり、ソファに寝転がってスマホで動画を見たり、
ずっとゲームをしているお子さんを見て、「早く宿題しなさい!」
「またスマホばかり見て!」とつい声を荒らげてしまうこと、ありませんか?
親としては当然の心配ですよね。
でも、お子さんが勉強に向かえないのは、ただ単にやる気がないから、
という理由だけではないんです。
実はこれ、「脳の体力」の使い方の問題なのです。
人間の体には体力がありますよね。
部活でたくさん走ったり、重い荷物を運んだりすれば、体は疲れて動けなくなります。
それとまったく同じで、私たちの脳みそにも「体力」があります。
頭を使って考えたり、画面から入ってくるたくさんの情報を処理したりすると、
脳の体力は確実に減っていきます。
つまり、人間が一日に使える脳の体力には、はっきりとした上限があるということです。
ここで考えてみてほしいのが、その限られた脳の体力を「何に使うか」です。
お子さんが学校から帰ってきて、すぐにスマホを開いてSNSを見たり、
ゲームに熱中したりしたとします。
画面を見ている間、脳はたくさんの情報を処理し続けているので、
脳の体力はどんどん消費されていきます。
そして、いざ「さあ勉強しよう」と机に向かったときには、すでに脳が疲れ切ってしまっていて、
考える力が残っていない状態になっているんです。
お子さんが勉強に集中できなかったり、机に向かってもすぐ眠くなってしまうのは、
決してサボりたいからではなく、単純に脳が疲れて働かなくなっているからです。
だから、「その日持っている脳の体力を勉強に使うか」「それともスマホやゲームに使うか」、
本当にただそれだけの選択なのです。
1日や2日の短い期間では、脳の体力をどちらに使ったかで大きな違いは見えません。
今日、脳の体力をしっかり勉強に使った子と、ゲームに使ってしまった子。
明日の小テストの点数くらいでは、劇的な差は出ないかもしれません。
だからこそ、子ども自身も「ゲームをしても大丈夫だ」と勘違いしがちですし、
親である私たちもその小さな変化を見過ごしてしまいます。
でも、この毎日の行動の蓄積は、私たちが思っている以上に大きな結果をもたらします。
毎日少しずつ、残っている脳の体力を勉強に使い続けた子と、
毎日スマホやゲームに使い果たしてしまった子。
この生活を1ヶ月、半年、1年、
さらには中学校や高校の3年間と続けていったらどうなるでしょうか。
数ヶ月、数年経ったとき、定期テストの点数や成績、
そして最終的には志望校の選択肢という形で、ごく当たり前のように、
誰の目にも明らかな大きな差になって表れます。
日々の蓄積は小さくても、それが積み重なると、
後からでは決して取り戻せないほどの大きな距離になってしまうのです。
では、私たち親にできることは何でしょうか。
それは、「スマホを捨てなさい」「ゲームは一切禁止」と無理やりルールを押し付けるのではなく、
この「脳の体力には限界がある」という事実を、お子さんにそのまま伝えてあげることです。
「部活でヘトヘトになるまで動いたら、その後は走れないよね。
それと同じで、スマホを見すぎると脳が疲れて勉強できなくなるんだよ。
だから、先に勉強に脳の体力を使って、残った体力でスマホを見たらどうかな?」
このように、まずは行動の順番を変える提案から始めてみてください。
一番大切なことに、一番元気な状態の脳を使う。
この習慣を身につけることができれば、お子さんの数ヶ月後、数年後の姿は必ず変わります。
ぜひ今日の夜、少しだけ時間を作って、
お子さんと「脳の体力の使い方」について話し合ってみてくださいね。














