「頑張れば何とかなる」なんて思っていませんか?

「頑張れば何とかなる」なんて思っていませんか?

― その『幻想』に気づける夏にしてほしい ―

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

「受験勉強って、頑張れば何とかなるんでしょ?」

そう思っているお子さん、あるいは、そう思わせてしまっている保護者の方は、

実は少なくありません。

でも現実は、そんな甘い話じゃないんです。

一問に何時間もかかる。それが「本当の勉強」

勉強って、本気でやると想像以上に時間がかかります。

たとえば、ある数学の問題。

表面だけ見れば3分で解けそうに見える。

でも、背景にある公式の意味、なぜそう解くのか、他の方法はないのか。

それらを「本当に理解しよう」とすると、軽く1時間かかることもあるんです。

そんなリアルな『重み』を、この夏に体感できるかどうかが、勝負の分かれ道です。


夏に「ヤバい」と気づける子は、伸びる

夏休みは、受験の天王山と言われます。

でも実は、「成績が上がる時期」ではなく、

「自分の位置と実力のズレに気づく時期」なんです。

思うように進まない。

何度解いても間違える。

答えを見ても理解できない。

この現実にぶつかって「ヤバい」と思えた子は、その後、本気になります。

時間を大切に使うようになり、秋・冬でグンと伸びるのです。

「頑張れば何とかなる」では通用しない冬が来る

逆に、「今は部活もあるし、まだ大丈夫」と思いながら夏を終えた子。

この子たちは、秋も冬も「何とかなる」と思い続けます。

でも、冬になっても『本気』になれない。

焦りだけが募って、行動が伴わない。

やっと本気になった頃には、もう時間が足りない。

そのまま、受験本番へ――。

親ができるのは、「幻想を壊す」こと

「受験生なんだから、頑張りなさい」と言うだけでは伝わりません。

むしろ、プレッシャーで空回りすることさえあります。

大事なのは、「現実を見せる」ことです。

・この問題、あなたは何分で解ける?

・理解できてる? それとも“やり方”だけ真似してる?

・同じレベルの子は、夏にどれだけ時間使ってると思う?

少し厳しい問いかけですが、今のうちにその幻想を壊してあげることが、

お子さんにとって、本当に意味のあるサポートです。

夏は『気づき』の季節に。

勉強って、行き詰まって、悩んで、立ち止まって。

それでも向き合い続けることで、ようやく伸びていくものです。

それを知らずに冬を迎えるのは、怖い。

でも、夏のうちに気づければ、間に合います。

この夏、お子さんが「受験の本当の意味」に気づけるよう、

ぜひ、ご家庭でもサポートしてあげてください。