中学生が志望校ってどう決めるの?

【中学生が志望校ってどう決めるの?】

「まだ早い」は本当?

家庭で今こそ話し合うべき3つのこと

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

「志望校なんて、うちの子にはまだ早いですよね?」

面談でお母さま方からよく聞く言葉です。

でも私はいつも、こうお返ししています。

「『まだ早い』と思っているうちに、遅くなってしまうご家庭が本当に多いんです。」

焦らせるつもりはありません。

ただ、現場で毎年生徒を送り出す中で見えてきた現実を、今日はお伝えさせてください。

 気づけば「志望校を決める時間」がない?

3年生になった途端に、時間の流れは一気に加速します。

定期テスト、模試、部活の引退、学校説明会、内申対策、願書提出……

気づけばもう出願目前。「え?もう決めなきゃいけないの?」と焦る親子がほとんどです。

そして、もっと深刻なのは、子ども自身に選ぶ視点や軸が育っていないこと

だから、

  • 偏差値だけで決める

  • 友だちが行くから

  • 家から近いから

という理由で決めざるを得ないのです。

これは、進路選びを「本人ごと」として捉えきれなかった結果とも言えます。

 志望校を考える前に、家庭で話し合ってほしい3つのこと

①「どんな高校生活を送りたい?」

進学実績ではなく、本人がどう過ごしたいかが大切。

部活?留学?静かな環境?それとも挑戦的な場?

②「なぜ勉強するのか」

点数ではなく、自分の未来をつくる力として勉強を捉える視点。

この視点が育てば、本人が自ら動き始めます。

③「親はどう支えたいと思っているか」

「あなたが頑張るなら、私は全力で応援するよ」

この一言で、子どもは大きく変わることがあります。

正解ではなく、信頼を伝える時間を。

 受験は『通過点』。でも、人生の方向を決めるきっかけになる

「うちの子、まだ志望校なんて考えていません」

「進路の話をしても、適当に返事されるだけで…」

その気持ち、痛いほどわかります。

でも、だからこそ、家庭での会話を少しずつ始めてみてほしいのです。

最初はうまく話せなくても構いません。

まずは「あなたの未来に興味があるよ」「どんな人生を送りたい?」と

問いかけてあげてください。

 志望校選びは、『本人を知る』ことから

志望校は「点数」で決めるのではありません。

本来は、「その子がどんな人生を歩みたいか」をもとに考えるものです。

志望校を考えることは、親子でその子の未来を描くこと。

それは、何よりも価値のある時間です。

どうか、「まだ早い」ではなく

「今から、少しずつ話してみようか」と思っていただけたら幸いです。