「勉強時間が長ければ成績が上がる」と思っていませんか?

「勉強時間が長ければ成績が上がる」と思っていませんか?

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

中学生の保護者の方とお話をしていると、こんな声をよく耳にします。

「うちの子、塾から帰ってもまだ勉強してるんです」
「寝るのが遅くなってでも頑張ってます」
「あれだけ勉強してるのに、なんで成績が上がらないんでしょうか…」

親としては、我が子が一生懸命に机に向かっている姿を見れば、

「あの子なりに努力してるんだな」と信じたくなりますよね。

そして、その努力が報われてほしいと思うのは当然のことです。

でも、ここで一度立ち止まって考えてみてください。

勉強時間が長い=成績が上がる、ではない

これは、塾に通っている子も、家庭学習を頑張っている子も、

ほとんどの中学生に共通する『勘違い』です。

「今日5時間勉強した!」

「昨日は夜中の1時までやった!」

こういう『時間の長さ』を誇らしげに語る子はたくさんいます。

でも残念ながら、それだけで成績が伸びるわけではありません。

むしろ本当に成績が伸びる子は、「時間が長くなってしまった子」なんです。

時間は『かける』ものではなく、『かかる』もの

成績が上がる勉強とは、合格に必要な知識を、本当に「できる」状態にまで

持っていく作業のことです。

簡単な作業ではありません。

分かったつもりで終わらせず、できるまで何度も繰り返す。

理解できていなければ、原点に戻ってやり直す。

そうしているうちに、結果的に時間が『かかってしまう』んです。

つまり、「時間をかけたから成績が上がる」のではなく、

「成績が上がるような勉強をすると、どうしても時間がかかる」んです。

この違い、伝わりますでしょうか?

本当に大事なのは「速く、深く」

そして、もう一つ大事なのは「スピード」です。

受験で必要な量を、短時間で正確に処理できる力。

これは時間をただ「かける」だけの勉強では、決して身につきません。

ゆっくりやれば誰でもできる。でも、入試本番は時間制限の中で問われる力です。

だからこそ、普段の勉強から「同じことを、もっと速く・もっと深くできないか」を

する子ほど、ぐんぐん伸びていきます。

「頑張っているのに伸びない」お子さんを持つ保護者の方へ

もしかしたら今、お子さんは時間をかけて頑張っているのに、思うように成績が上がらない…

と悩んでいませんか?

そんなときは、「もっと時間をかけなさい」ではなく、

「その時間で、どれだけ力がついてる?」と問いかけてみてください。

そして、「どうすればもっと速くできるか」を一緒に考えてみてください。

受験勉強は長期戦です。

正しい方向に努力を続ければ、結果はついてきます。

お子さんの『努力の質』を一緒に見直すこと。

それが、今親としてできる一番のサポートかもしれません。