「夏に現実を知った子」と「まだ幻想を抱く子」の分かれ道

「夏に現実を知った子」と「まだ幻想を抱く子」の分かれ道

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

いよいよ『受験の天王山』と言われる時期が始まります。

でも、ちょっとだけ厳しいことを言わせてください。

この時期、「やればなんとかなる」と思っている子ほど、秋以降に苦しくなります。

一問に1時間…それでも進まない現実

受験勉強って、映画やドラマのようなサクセスストーリーじゃないんです。

「うわ、全然わからない」

「1問解くだけで1時間以上かかった…」

こんなにやってるのに、点数上がらない」

——そんな壁に、夏の時点でぶつかる子がいます。

それって、実はすごく大事な『成長の前兆』なんです。

「うちの子、大丈夫そう」と思っていませんか?

まだ焦ってない子、笑顔で「なんとかなるよ」と言っている子。

一見、余裕があるように見えるかもしれません。

でも、それは現実をまだ『体感』していないだけ。

「現実の厳しさ」を夏に知らないまま秋を迎えると、

冬にはもう取り返しがつかないほどの差が生まれてしまいます。

今、「できない」を知った子は、間に合います。

苦しそうな顔で勉強している子、

「難しすぎる」「どうしてもできない」と言っている子。

親としては、見ていて辛いですよね。

でも、それこそが『本気で向き合っている証拠』です。

そういう子は、ちゃんと危機感を持ち始めています。

時間の使い方も、意識も、自然と変わっていきます。

夏の終わりに、泣くのはどっち?

夏に「これはマズい」と気づいた子は、秋から加速できます。

でも、「まだいけるっしょ」と余裕をかましてた子は——冬、泣きます。

「もっと早くやっておけばよかった」

その一言を、言わせないために。

この夏、お子さんが『受験の現実』にちゃんと出会えるように、

見守って、背中を押してあげてください。