中2で【真面目な子】がぶつかる壁

中2で【真面目な子】がぶつかる壁

点数がガタッと落ちるあの現象について

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

塾で長年指導していると、中2という時期に一度ガクッと点数が落ちる子がいます。

しかも、落ちるのは【普段真面目に取り組んでいるタイプの子】 ほど多いのです。

お母さんからすると、

「え、あんなにコツコツやってきたのに?なんで急に?」

と驚かれることも少なくありません。

でも、これは【よくあること】で、原因もはっきりしています。

① 真面目さだけで走り続けてきた疲れが一気に来る

中1までは「言われた通りやる」「コツコツ頑張る」で何とかなります。

しかし中2からは内容が難しくなり、

【真面目さ】だけを支えに勉強してきた子ほど、心が先に疲れてしまうことがあります。

勉強を「楽しい」「わかる」「成長してる」と感じる前に、

【頑張る気力】が先に尽きてしまうのです。

② 反抗期の入り口で「真面目な自分」に嫌気がさす

中2は心の成長が一気に進む時期。

環境や友達関係の影響も受けて、

  • 「ずっと優等生でいたくない」

  • 「もっと自由にしたい」

  • 「自分だけ必死にやってるのがバカみたい」

と、価値観そのものが変わりやすい時期でもあります。

その結果、今までの【頑張る自分】を自分で否定しはじめ、

勉強へのモチベーションが一気に低下することもあります。

③ そして、成績がガタッと下がる

この2つが重なると、真面目な子ほど突然点数が落ちます。

努力を辞めたというより、

心が追いつかなくなり、頑張り方を見失ってしまうのです。

むしろ、これまで必死に頑張ってきた証でもあります。

お母さんへ ― ここからが【伸びる時期】でもあります

中2の壁は、

成長しているからこそぶつかる壁です。

ここで周りの大人が

  • 責めない

  • 不安をあおらない

  • 「こう走ればいいよ」と道を示す

このサポートが入ると、子どもは驚くほど立ち直ります。

そして中3の受験期に、

中2の壁を越えた子ほど一気に伸びます。

最後に

「うちの子、急に点数が落ちて…」

と不安にならなくても大丈夫です。

中2の成績低下は【よくある成長のステップ】。

そして【乗り越えれば必ず強くなる壁】です。

お子さんの心が少し疲れているサインだと思って、

ここから一緒に立て直していきましょう。

塾としても、

頑張り方をもう一度整え、

勉強を「できる」「わかる」「面白い」に戻してあげられるよう、

しっかり伴走していきます。