【指導歴20年の塾長が解説】
「中1の壁」にぶつかった子どもへの正しい接し方と親ができるサポート
中学生になり、制服に身を包んだお子さんの姿に成長を感じるのもつかの間。
「最近、急に勉強につまずき始めた気がする」
「部活で疲れて机に向かわない」と悩んでいませんか?
それは、多くの子どもたちが経験する「中1の壁」かもしれません。
はじめまして。進学型個別補習塾『遊学館』で20年以上、
数多くの子どもたちの学習をサポートしてきた鶴崎です。
今回は、長年の指導経験から見えてきた「中1の壁」の正体と、
壁にぶつかってしまったお子さんに対して、親御さんがどのように向き合えばよいのかを、
できるだけ分かりやすく解説します。
「中1の壁」とは?なぜ多くの中学生がぶつかるのか
「中1の壁」とは、小学校から中学校に上がった際に、
環境の変化や学習内容の難化についていけず、成績が下がったり、
学校生活にストレスを感じたりする現象のことです。
これには、大きく3つの理由があります。
・勉強のスピードと難しさが一気に上がる
小学校のテストは「その単元がわかっているか」を確認するものが中心ですが、
中学校では「順位」や「点数」がはっきりと出る定期テストが始まります。
特に英語と数学は、基礎から積み上げていくため、
一度つまずくと遅れを取り戻すのが難しくなります。
・部活との両立による「疲れ」
初めての本格的な部活動。
体力的な疲れはもちろん、先輩や同級生との人間関係などで精神的にも疲れ果て、
帰宅後に勉強するエネルギーが残っていないことがよくあります。
・「大人への第一歩」による心の変化(思春期)
親の言うことに素直に従っていた小学生時代とは異なり、反抗期を迎え、
自分の意思を強く持ち始める時期です。
親御さんとのコミュニケーションが難しくなるのも自然なことです。
要注意!お子さんが発する「壁にぶつかっている」サイン
お子さんは「勉強がわからない」「しんどい」と素直に言えないことがほとんどです。
以下のようなサインを見逃さないようにしましょう。
・机に向かっているのに、手が動いていない(ぼーっとしている)
・学校や部活の話を急にしなくなった
・「どうせやっても無理」といったネガティブな発言が増えた
・ちょっとしたことでイライラしやすくなった
・スマホやゲームの時間が極端に増えた
親御さんができるサポート:子供との向き合い方3つのポイント
では、実際に壁にぶつかっているお子さんに対し、親御さんはどう接すればよいのでしょうか。
1. 「勉強しなさい」はグッとこらえて、まずは話を聞く
成績が下がると、つい「もっと勉強しなさい!」と言いたくなりますが、これは逆効果です。
子ども自身が一番「このままじゃダメだ」と焦っています。
まずは「部活、毎日遅くまで頑張ってて偉いね」
「最近、少し疲れてるみたいだけど大丈夫?」と、
お子さんの「頑張り」や「今の状態」を認める声かけを意識してみてください。
2. 結果(点数)ではなく、過程(プロセス)を褒める
テストで良い点を取ったときだけ褒めるのではなく、
「今日は自分から机に向かえたね」「わからないところを辞書で調べていたね」といった、
行動そのものを褒めるようにしましょう。
小さな成功体験の積み重ねが、自信を取り戻すきっかけになります。
3. 親御さん自身が焦らないこと
「周りの子はもっとやっているのに」と他の子と比べるのはNGです。
成長のペースは人それぞれ。親御さんがどっしりと構え、「あなたの味方だよ」という安心感を
与えてあげることが、何よりもお子さんのエネルギーになります。
一人で抱え込まず、外部の力も頼りましょう
中1の壁は、子どもが大人へ成長していくための大切なステップでもあります。
しかし、親御さんだけで全てを解決しようとする必要はありません。
親子だからこそ、感情的になってしまって上手くいかないことも多々あります。
そんな時は、私たちのような学習塾や学校の先生など、「第三者の大人」をうまく頼ってください。
『遊学館』でも、一人ひとりのペースに合わせ、まずは「わかった!」という喜びを
取り戻すところからサポートをしています。
お子さんが壁を乗り越え、自分らしく成長していけるよう、
焦らずじっくりと見守っていきましょう。














