「やればできる」という言葉の怖さ

中学生の親御さんへ

「やればできる」という言葉の怖さ

中学生のお子さんを育てている皆さん、毎日お疲れ様です。

今日は、お子さんの勉強について、少し厳しいけれどとても大事なお話をさせてください。

お子さんに「あなたはやれば出来る子なのよ」と声をかけていませんか?

実はこの言葉、ずっと使い続けていると、少し困った結果になってしまうことがあるんです。

小学生の頃を思い出してみてください。

小学生のテストは、普段の勉強をサボっていても、

テストの直前にさっと勉強すれば良い点数が取れることが多かったですよね。

だから親も「ほら、やれば出来るじゃない!」と褒めますし、

子ども自身も「自分はやれば出来るんだ」と思います。 ここまでは普通のことです。

でも、中学生になると状況が変わります。

特に中学3年生くらいになると、勉強の内容がとても難しくなりますし、

覚える量も一気に増えます。

それまでに毎日勉強する習慣がなくてサボっていた子は、

テストの直前に少し勉強したくらいでは、まったく点数が取れなくなります。

つまり、はっきり言ってしまうと「やれば出来る子」から

「やっても出来ない子」に変わってしまうんです。

それなのに、親が昔のまま「あなたはやれば出来る子だから」と声をかけ続けてしまうと、

どうなるでしょうか。

子どもは「自分は本当は頭が良い」「まだ本気を出していないだけだ」と思い込みます。

でも、実際のテストの点数は低いです。

その結果、「自分は勉強ができる人間だ」というプライドだけが高くて、

実際の学力は低いという状態になってしまうんです。

プライドが高くなってしまうと、「一生懸命勉強したのに、悪い点数だった」という

現実を受け入れるのが怖くなります。

だから、ますます勉強しなくなります。

「勉強しなかったから点数が悪かっただけだ」と自分に言い訳ができるからです。

もし少しでも思い当たることがあるなら、

今日から「やれば出来る」と声をかけるのをやめてみませんか?

「やれば出来る」という、まだやっていないことを褒めるのはやめましょう。

その代わりに、「今日は30分机に向かって勉強したね」「このページの計算問題は全部解いたね」と、

お子さんが実際にやった行動だけを見て、そこを褒めてあげてください。

今の本当の自分の実力を認めるのは時間がかかりますが、

実際にやったことだけを認めていくことで、

少しずつ今の自分に合った勉強を進めていくことができますよ。

お子さんは今、テストの結果が返ってきた時にどのような反応や言い訳をすることが多いですか?