勉強が苦手な子に一番必要なのは「愛嬌」

「勉強しなさい!」と悩む前に。

勉強が苦手な子に一番必要なのは「愛嬌」かもしれません。

中学生や高校生のお子さんを持つ親御さん、毎日お疲れ様です。

「うちの子、本当に勉強しなくて…」

「成績が下がってばかりで、将来が心配」

そんな風に悩むこと、ありますよね。

親としては、子どもが将来困らないように、少しでも勉強してほしいと思うのは当然のことです。

でも、最近私はこんな風に思うんです。

勉強が苦手な子や、どうしても勉強が嫌いな子に今一番必要なのは、

無理やりドリルをやらせたり、学習塾に押し込んだりすることではないのかもしれない、と。

では、何が必要なのでしょうか?

それは、「この子が困っているなら、助けてあげたいな」と

周りの人に思ってもらえるような「愛嬌」を身につけることです。

「愛嬌」って具体的にどういうこと?

愛嬌といっても、決して特別な才能のことではありません。

誰にでもできる、日々のちょっとした行動や態度のことです。

・相手の目を見て挨拶ができる

・何かをしてもらったら、素直に「ありがとう」と言える

・自分が間違えた時は、素直に「ごめんなさい」と謝れる

・どうしても分からない時や困った時に、「助けてください」「教えてください」と人にお願いできる

こういう、人と接する時の素直で柔らかい態度のことを「愛嬌」と呼んでいます。

なぜ勉強よりも愛嬌が大切なの?

もちろん、勉強ができて知識があるに越したことはありません。

でも、大人になって働き始めた時、

自分ひとりの力や知識だけでは解決できない問題は必ず起きます。

仕事でミスをしてしまった時。 やり方が分からなくて作業が止まってしまった時。

そんな時、周りの人が「手伝おうか?」「ここはこうやればいいんだよ」と動いてくれるのは、

学校のテストの点数が高かった人ではありません。

普段から感じが良くて、素直に人に助けを求められる人です。

勉強が苦手でも、人に好かれて「仕方ないな、助けてあげるよ」と言ってもらえる性格であれば、

大抵のことはなんとかなります。

逆に、どれだけ勉強ができても、ツンケンしていて人に「ありがとう」が言えない人だと、

いざという時に誰からも助けてもらえません。

お家でできる「愛嬌」の育て方

では、どうやって愛嬌を身につけさせればいいのでしょうか。

まずは、お家の中での親子の会話を少しだけ変えてみてください。

・挨拶を大切にする

朝起きた時や帰ってきた時、お子さんが挨拶をしてくれたら、

親御さんも笑顔でしっかり挨拶を返してください。

・「ありがとう」を言葉にする

お子さんがちょっとしたお手伝いをしてくれたり、気遣ってくれたりした時は、

しっかりと「ありがとう、助かったよ」と伝えてください。

・失敗を責めず、助けを求める練習をする

忘れ物をしたり失敗したりした時にただ怒るのではなく、

「困った時は早めに言ってね、一緒に考えるから」と伝えて、

人に頼ることを肯定してあげてください。

親御さん自身が、お子さんに対して「素直で気持ちの良い態度」で接することが、

そのままお子さんにとって一番の練習になります。

最後に

「勉強しなさい!」と毎日言い続けていると、お子さんも親御さんも疲れてしまいますよね。

「うちの子は勉強は苦手だけど、人に好かれる素直さがあるから大丈夫」。

親御さんがそう思えると、毎日のイライラも少し楽になるはずです。

もし今、お子さんの成績や勉強態度で行き詰まっているなら、少しだけ視点を変えてみてください。

「勉強」をさせる前に、

まずは周りから愛される「愛嬌」を育てることに目を向けてみてはいかがでしょうか。