【夏期講習17日目】
「やる気」に振り回されない子に育てたい
こんにちは、
京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象
毎日塾に通える個別指導塾
遊学館の塾長の鶴崎です。
「やる気が出ないみたいで…」
「気分が乗らないと、なかなか机に向かわなくて…」
この時期、保護者の方からよく聞くお悩みです。
もちろん、やる気があるに越したことはありません。
やる気に満ちて前向きに勉強してくれるなら、それが一番です。
でも――
「やる気が出ないからやらない」
という姿勢のままでは、これから先の受験も、
そして人生も、乗り越えていけません。
本当に大切なのは、
「やる気があるときだけやる」のではなく、
「やる気がなくてもやるべきことはやる」という粘り強さです。
たとえば、プロのスポーツ選手も、アスリートも、
毎日が100%のやる気ではありません。
それでも、決めたトレーニングを淡々とこなし、
少しずつ力を積み上げていく。
勉強も同じです。
「この勉強だけはしておかなくちゃいけない」
という自分なりの『最低限』を持ち、淡々と積み上げていける子は、
必ず伸びていきます。
この『最低限の底上げ』ができる子は、強いです。
成績が安定します。
伸び悩んでも立て直せます。
なぜなら、「感情」に左右されず、「行動」を積み重ねられるからです。
逆に、やる気にばかり頼っている子は、波があります。
いいときは頑張れるけど、落ちたときに続かない。
その繰り返しの中で、時間だけが過ぎていきます。
もちろん、最初から強くなれとは言いません。
最初はちょっとしんどいです。少し我慢が必要です。
でもそのうち、「やるのが当たり前」になってくるんです。
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宿題をやる
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英単語を覚える
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計算練習をする
そういった『小さな習慣』を、
気分に関係なくやる力を育てていきましょう。
夏期講習は、そういう「習慣づくり」のチャンスでもあります。
やる気に頼らず、それでも『やる』。
それを積み重ねた子は、8月後半、確実に表情が変わってきます。
この夏、お子さんの「最低限」がどこまで底上げされるか。
そこが、秋以降の伸びしろを決める大きな分かれ道です。
焦らず、でも着実に、一緒に育てていきましょう。