父の17回忌を迎えて

父の17回忌を迎えて

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

今日は少しだけ、私自身のことをお話しさせてください。

本日、父の17回忌の法要のため、塾をお休みにさせていただきました。

あれから17年。

父を亡くしたあの日のことを思い出すと、今でも胸が苦しくなります。

病院からの帰り道、夕焼けに染まる空を見ながら、

「もう父にありがとうを言えないんだ」と気づいた瞬間、涙が止まりませんでした。

「親のありがたみ」を、子どもたちに

お母さん。

朝早く眠い目をこすりながらお弁当を作る。

雨の日も傘を持たせて送り出す。

帰ってきた子どもに「おかえり」と笑顔で声をかける。

そして夜は、眠い目をこらえて机に向かう姿を横で見守る。

そんな毎日の積み重ねが、どれだけ子どもを支えているか。

でも当の子どもは、それを『当たり前』と思ってしまうのです。

私自身もそうでした。

父を亡くして初めて、そのありがたみを痛感しました。

授業で伝えたいこと

だから私は、ただ問題を解かせるだけの授業はしたくありません。

子どもたちには、勉強と同じくらい、

人としての温かさを育んでほしいのです。

「ありがとう」を言える子に。

「お母さんが支えてくれている」と気づける子に。

成績表には載らないけれど、

それこそが一生を支える『生きる力』になると信じています。

お母さんへ

お母さん。

どうか今日一日だけでも、お子さんに伝えてあげてください。

「朝のお弁当も、夜の見守りも、全部あなたを思う気持ちなんだよ」

「あなたの後ろには、毎日支えてくれる人がいるんだよ」

その言葉が、子どもにとって一番の宝物になります。

私は父を失ってからしか伝えられなかった。

でも、お母さんには『今』伝えることができます。

その想いを子どもが受け取ったとき、

勉強以上に大切な学びが、心に刻まれるはずです。