小さな「失敗」をたくさんさせてあげていますか?

小さな「失敗」をたくさんさせてあげていますか?

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

「小さな成功を積み重ねることが大事」とよく言われます。

確かに、成功体験は子どもの自信を育てる大切な要素です。

でも実は――

それ以上に大事なのが、「小さな失敗」をたくさん経験することなんです。

子どもが成長する上で、本当に伸びるのは「失敗したとき」です。

だからこそ、親がすぐに手を出さず「見守る勇気」を持つことが大切です。

人は成功からよりも、失敗からのほうが多くを学びます。

うまくいった時には「なぜうまくいったのか」を深く考えませんが、

失敗した時は「どこで間違ったのか」「次はどうすればいいか」と自然と考えるようになります。

この【考える力】こそが、学力の根っこになる「自走力」につながっていくのです。

たとえば、テスト前に計画を立てたけれど、実際には予定通りに進まなかったとします。

ここで親が「だから言ったでしょ」と先回りしてしまうと、

子どもは「失敗=怒られること」と学び、挑戦を避けるようになります。

一方で、親が「どうすれば次はうまくいくと思う?」と問いかけ、

自分で考えさせる時間を作ってあげると、

子どもは【自分で問題を解決する力】を身につけていきます。

この力は、勉強だけでなく社会に出てからも役立つ、一生ものの財産になります。

小さな成功ももちろん大切です。

でも、それ以上に「小さな失敗をたくさん経験できる環境」を親が用意してあげることが、

子どもの本当の成長を支える一番のサポートになります。

「失敗しても大丈夫」そう信じて見守れる親の姿勢が、

子どもの挑戦する心を育てていくのです。