【子育ても勉強も】
『伝え方』で未来が変わる!
タイプ別やる気の引き出し方
こんにちは、
京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象
毎日塾に通える個別指導塾
遊学館の塾長の鶴崎です。
塾での指導現場では、『たった一言』で
生徒のモチベーションが大きく上下します。
20年以上、指導してきた中で痛感したのは
『生徒のタイプごとに伝え方を変えなければ、本当の成長は引き出せない』ということ。
この記事では、実際の現場で効果を上げた【タイプ別・声かけ実例】を交えながら、
生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す方法を解説していきます。
目次
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伝え方次第で、子どもは変わる
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タイプ別・伝え方×実際の指導例
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① 素直タイプ【期待を伝える】
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② プライド高めタイプ【挑戦心を刺激する】
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③ 心配性タイプ【安心を与える】
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④ マイペースタイプ【締切と達成感を積み上げる】
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一人ひとりの個性を生かす「言葉選び」の重要性
- まとめ
1. 伝え方次第で、子どもは変わる
私たち指導者がかける言葉は、時に薬にもなり、毒にもなります。
どんなに正しいアドバイスでも、伝え方を間違えれば、子どもの心に届かないのです。
逆に、タイプに合わせた適切な言葉を選べば
『できない…』と悩んでいた生徒が、
『よし、やってみよう!』と立ち上がる瞬間が確実に訪れます。
ここからは、実際に私が指導現場で経験した具体例をもとに、
タイプ別の伝え方を紹介していきます。
2. タイプ別・伝え方×実際の指導例
① 素直タイプ【期待を伝える】
特徴
・言われたことをきちんと守る
・努力家だが自信がないことが多い
実例
中学2年生・Sさんは、課題も丁寧にこなし、模試の成績も安定していました。
しかし、いざ大事な受験に向けて加速する段階になると、
『私なんかにできるかな…』と不安げに。
→ 私はあえて、『Sなら大丈夫。今まで積み上げた努力を、俺は全部見てきた。必ず結果が出る』と
実績に基づいた信頼の言葉を送りました。
その後、彼女は見違えるほど積極的に演習をこなし、志望校にも見事合格しました。
▶︎ ポイント:頑張りを認め、未来への『期待』を具体的に伝える。
② プライド高めタイプ【挑戦心を刺激する】
特徴
・負けず嫌い
・人に指図されるのを嫌うが、内心は認められたい
実例
小学6年生・Kくんは、
難しい問題に対して『どうせ無理』と斜に構えることがありました。
そこで私は、こう仕掛けました。
『この問題、できたら塾で初だぞ。Kなら行けると思ってる。』
すると、『マジで?俺が最初?』と目の色が変わり、即座に真剣モードに。
結果、ほぼ独力で問題を解ききり、自信とやる気を取り戻しました。
▶︎ ポイント:プライドをうまく刺激し、『挑戦心』を自然に引き出す。
③ 心配性タイプ【安心を与える】
特徴
・間違いを恐れて手が止まる
・完璧主義な傾向
実例
高校1年生・Mさんは、模試のたびに『失敗したらどうしよう』と
不安で勉強が手につかない状態でした。
そこで私は、『完璧じゃなくていい。
間違えるから成長できるんだ。今は失敗していい期間なんだよ』と、
プロセスを認める言葉を徹底的にかけ続けました。
やがてMさんは、『失敗しても大丈夫』という安心感を得て、
以前より積極的に演習問題に取り組むようになりました。
▶︎ ポイント:不安を抱える生徒には『過程を承認』し、安心感を与える。
④ マイペースタイプ【締切と達成感を積み上げる】
特徴
・危機感が薄い
・『なんとかなるだろう』と思いやすい
実例
中学3年生・Tくんは、受験生にもかかわらず悠々自適モード。
『来月から本気出す』と言い続け、全然エンジンがかかりませんでした。
私は『じゃあ今月は英単語300個。月末にテストしよう。』と、
小さな締切と目標設定を提示しました。
そして、テスト達成時には
『お前、これだけやれたんだぞ!受験もこれの積み重ねだ!』と、
小さな成功体験をしっかりフィードバック。
結果、彼は徐々にペースアップし、無事に志望校に合格できました。
▶︎ ポイント:明確な締切+達成感フィードバックでやる気を引き出す。
3. 一人ひとりの個性を生かす「言葉選び」の重要性
指導において最も重要なのは、
『この子には、どんな言葉が一番響くか』を考え抜くことです。
同じ『頑張れ』でも、
──期待を伝える『頑張れ』
──挑戦を促す『頑張れ』
──安心させる『頑張れ』
──締切を意識させる『頑張れ』
そのニュアンスを、タイプに合わせて使い分けることが未来を変えます。
これからも私は、生徒一人ひとりの心に届く言葉を探し続けます。
その先に、子どもたちの『本当の成長』があると信じて。
まとめ
生徒の心に届く言葉を探し続けること──
それが、塾長である私の変わらない使命です。
今日もまた、子どもたち一人ひとりの未来を、言葉の力で切り拓いていきます。