【夏期講習10日目】
「夏を軽く見ると、冬が地獄になる」——受験生の共通点とは?
こんにちは、
京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象
毎日塾に通える個別指導塾
遊学館の塾長の鶴崎です。
毎年、数多くの受験生を見送ってきた中で、どうしても目を背けられない
「不合格になる子の共通点」があります。
それは、基礎を固めないまま冬を迎えてしまうことです。
本人も、親御さんも、夏の学習の重要性は「なんとなく」分かってはいるんです。
でも「夏はまだ余裕がある」「9月から本気出せばいい」そう思ってしまうと、
冬には取り返しがつかなくなります。
本来、冬は過去問演習に最も時間を使いたい時期。
それなのに、基礎がグラグラのままだと、過去問を解いても点数は取れず、
結局また基礎に戻る羽目になります。
そしてそこで初めて気づくのです。
——「間に合わない」という事実に。
今、夏期講習の中3生たちは、必死に基礎を固めています。
計算力・語彙力・文法理解。
地味な反復練習を毎日繰り返しています。
それは決して楽な作業ではありません。
でもここで手を抜かずに積み上げておけば、
冬には過去問を本気で攻略できる土台が完成するのです。
そしてその差が、合格か不合格かを分ける大きな分かれ道になるのです。
「受験生なのにまだ焦ってないんです」
「うちの子、まだ部活気分が抜けてなくて…」
そんなご相談をよくいただきます。
焦らせたくない親心も、子どもを信じたい気持ちも、私にはよく分かります。
でも、現実として受験には明確な期限があり、待ってくれない試験日がやってきます。
だからこそ、夏にやるべきことははっきりしています。
基礎を徹底的に仕上げること。
それができる環境が、夏期講習にはあります。
「夏を制する者が、受験を制する」とはよく言ったものです。
これはただの精神論ではなく、
長年の指導現場で実際に積み上がった経験則なのです。
夏の努力が、冬に結果となって表れる。
それを信じて、私は明日も子どもたちと向き合います。