「話を聞く力」と「自分の分からないを言葉にする力」
こんにちは、
京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象
毎日塾に通える個別指導塾
遊学館の塾長の鶴崎です。
「うちの子、勉強ができなくて…」
そう感じておられるお母さんも多いと思います。
でも実は、「勉強ができない」の根っこには、
単純な『やる気』や『“努力不足』ではなく、
もっと根本的な「理解する力」や「言葉にする力」の弱さがあるんです。
1.話を聞いて理解する力
授業を聞いても頭に入らない。
先生の説明を聞いても、どこが大事なのか掴めない。
こういうお子さんは、「聞く力=理解力」に課題があります。
聞きながら整理する力、要点を掴む力が弱いんですね。
つまり、「聞いて分かる経験」が少ないまま成長してしまっているのです。
2.自分の分からないことを言葉にする力
もう一つ大事なのが、「質問する力」。
できる子は「ここの意味が分かりません」と具体的に言えます。
でも、勉強が苦手な子ほど「全部わからん」と言ってしまう。
『どこからわからないか』を言語化できないんです。
これは実は、勉強に限らず社会に出ても必要な力。
自分の状況を整理して伝える力がないと、仕事でも苦労します。
3.今の時代、負荷をかけにくい現実
昔なら、先生が「もっと考えて!」と粘り強く問い返すことで、
この『理解力』や『言語化力』を鍛えていました。
でも今は、厳しく指導すると
すぐ「やりすぎ」「子どもが可哀そう」と言われてしまう時代。
結果として、多くの子どもが【「考える負荷」から守られたまま成長】していきます。
その結果、「分からないことを放置する癖」だけが残ってしまうのです。
4.だからこそ塾ができること
塾では、ただ問題を解かせるのではなく、
「今の説明でどう思った?」「どこが引っかかってる?」と
一緒に考える時間を大切にしています。
最初は上手く言葉にできなくても、少しずつ『考える力』が育っていきます。
それが、成績だけでなく「生きる力」にもつながっていくのです。
5.お母さんへ
お子さんが「わからない」と言ったとき、
「何がわからないの?」と少しだけ踏み込んで聞いてあげてください。
その一言が、考える力を引き出す最初の一歩になります。
「理解する力」も「言葉にする力」も、育てれば伸びます。
そのために必要なのは、焦らず・丁寧に「考える機会」を増やしてあげること。
塾としても、そこを大切にして指導しています。