「ノートは贅沢に使え」

「ノートは贅沢に使え」

中学生が【消すこと】にこだわりすぎる理由と対処法

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

「もう、いいから早く書きなさい…!」

ノートをきれいに書こうとしすぎて、

消してばかりで全然進まない――

そんなお子さんを見て、イライラした経験はありませんか?

実は、これは多くの中学生に共通する【あるある】なんです。

丁寧なのは良いことですが…

間違えた部分を完璧に消すことに集中してしまうと、

学習スピード が大幅に落ちてしまいます。

結果、ノートを使い切っても 「頭に残っていない」 状態に。

本来、ノートは学力を伸ばすための道具。

「キレイなノートを作るための紙」ではないですよね。

間違いは「消すべき失敗」ではなく

【学びの証拠】だから。

×をつけた跡が残ることで、

どこでつまずいたのか、どんな思考だったのか。

後から振り返れる貴重な情報になります。

間違えた形跡を 消してしまう=成長の手がかりを消してしまう ことなんです。

例えば…

同じ計算ミスを何度もする子は、

ミスした跡を全部消してしまっています。

逆に、

・間違いはバツをつけて残す

・次の行に正しい解法を書く

これを徹底している子は、後で見返した時に

「あ、前ここで間違えた!」と修正でき、 再発防止 につながります。

すると自然と

・ミスが減る

・テストでの得点率も上がる

という良い循環が生まれます。

だから、私は生徒にこう伝えています。

ノートは贅沢に使おう。

間違いは消さなくていい。

バツをつけて、どんどん先へ。

「正しさ」を積み上げるより、

「間違いとの向き合い方」を身につけた子が伸びていきます。

完璧を求めるより、まずは前へ。

その積み重ねこそが、受験を乗り越える力になります。