「勉強のやり方を教えれば伸びる」
半分正解、半分間違い。
こんにちは、
京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象
毎日塾に通える個別指導塾
遊学館の塾長の鶴崎です。
「勉強のやり方を教えれば成績は上がる」
そう考える保護者の方はとても多いですが、
実はこれは【半分正解で、半分間違い】なんです。
なぜなら、勉強のやり方を教えたところで、
それを素直に実行する子は少ないからです。
塾でどんなに丁寧に「こうやって覚えるんだよ」
「この順番で進めると効率がいいよ」と伝えても、
多くの子は【聞いただけでやった気】になってしまいます。
「なるほど、そうすればいいのか」で止まってしまい、
実際に動かない。
これが一番多いパターンです。
結局、どれだけ方法を教えても「やってみよう」という気持ち、
つまりやる気の火種がないと成果にはつながらないんです。
たとえば同じように「ノートの取り方」を教えても、
・Aくんは「まずやってみます!」とすぐに実践。
翌週には見違えるように整理されたノートを持ってくる。
・Bくんは「わかった!」と言いながら、
翌週も前と同じノートのまま。
同じ指導をしても、結果はまったく違います。
この差を生むのは、【教え方】ではなく、【受け取り方】なんです。
ですから、「勉強のやり方を教えれば伸びる」と思っていると、
現実とのギャップに悩んでしまいます。
実際は、教えて伸びる子のほうがレアケース。
多くの子は「わかる」から「できる」までの橋を
自分で渡る練習が必要です。
保護者の方にできるのは、
「何を教えるか」よりも「どう向き合うか」。
【やり方】を与えるよりも、まず【やってみよう】と思える
空気づくりが大切です。
もしお子さんがなかなか動かないときは、
叱るよりも「一緒に考えてみようか」と声をかけてみてください。
勉強が【やらされるもの】から
【自分で動くもの】に変わるきっかけは、
そんな小さな対話の中にあります。














