「説明できる」が点数になる!
理科の記述問題、攻略の3ステップ
こんにちは、
京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象
毎日塾に通える個別指導塾
遊学館の塾長の鶴崎です。
前回のブログで、理科は「暗記よりも理解(説明できること)」が大切とお伝えしました。
では、具体的に「最近の入試で増えている記述問題」で点数を取るには、
どんな準備をすればいいのでしょうか?
実は、理科の記述には「勝てる型」があります。
お子様が今日から取り組める、具体的な対策例をご紹介します。
「逆算一問一答」で説明力を鍛える
普通の一問一答は、「〜は何ですか?」という問いに用語で答えます。これを逆にしてみましょう。
・普通: マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まった岩石は? → 「深成岩」
・逆算: 「深成岩」とはどうやってできる岩石ですか?
→ 「マグマが地下深くで、ゆっくり冷えて固まってできる。」
この「用語の意味を自分の言葉で説明する」練習が、記述問題の土台になります。
「原因 + 結果」のセットで書く
記述問題で惜しくも減点される子の多くは、「結果」だけを書いてしまいます。
入試で求められるのは、その間の「理屈(プロセス)」です。
例題: 「花火が光ってから音が聞こえるまでに時間がかかるのはなぜか?」
・△ 惜しい解答: 音が届くのが遅いから。(言葉が足りない)
・◎ 満点の解答: 光の速さに比べて、音の伝わる速さが非常に遅いから。(原因+結果)
このように、「AだからBになる」という因果関係を明確にするのが理科の記述のルールです。
「実験の目的」にアンテナを張る
最近の入試では「実験の手順の意味」を問う問題が頻発しています。
・問: 「沸騰石を入れるのはなぜか?」
・答: 液体が急に沸騰する(突沸)のを防ぐため。
・問: 「葉をエタノールにつけるのはなぜか?」
・答: 葉の緑色(葉緑素)を抜いて、色の変化を見やすくするため。
こうした「なぜこの操作をするの?」という疑問を持ちながら問題を解くことで、
初見の実験問題にも動じない「理科の思考力」が育ちます。
記述は「慣れ」と「型」
記述問題は、決して難解な作文ではありません。
「正しい用語を使って、仕組みを順番に書く」。
この型を意識して問題を解きまくることで、参考書を眺めているだけでは届かなかった
「合格圏内の点数」が確実に見えてきます。
「うちの子、文章を書くのが苦手で…」と心配される親御さんも多いですが、
理科の記述はパズルのようなものです。
まずは簡単な一問一答の「逆算」から始めてみませんか?














