「答えが合っていればOK」の落とし穴

【中学生の保護者様へ】「答えが合っていればOK」の落とし穴

成績が伸びる子の本当の勉強法

中学生の保護者の皆様、毎日のサポートや声掛け、本当にお疲れ様です。

京都市西京区桂にある、進学型個別補習塾『遊学館』塾長の鶴崎です。

これまで20年以上にわたり、数多くの子どもたちの学習指導に携わってきました。

その中で、保護者の方からよくこんなご相談をお受けします。

「うちの子、ワークの答えを写しているだけみたいで…」

「丸つけはしているんですが、テストになると点数が取れないんです」

お子さんが机に向かっている姿を見ると安心しますし、

マルがたくさんついていれば「よく頑張っているな」と嬉しくなりますよね。

しかし、実はここに、成績が伸び悩む大きな「落とし穴」*が隠されているのです。

結論から申し上げます。

勉強において、「答えが合っていればOK」ではありません。

本当に大切なのは、「どうやってその答えに辿り着いたのか」を

自分の言葉で説明できることなのです。

なぜ「答えを当てるゲーム」になってはいけないのか?

宿題や問題集を解くとき、多くの子どもたちは「正解すること」をゴールにしてしまいます。

確かに、テストで点を取るためには正解を書かなければなりません。

しかし、答え合わせをして「合っていた」「間違っていた」で一喜一憂するだけの勉強は、

単なる「丸暗記」や「パターン認識」に陥りがちです。

・「この公式に数字を当てはめれば答えが出る」

・「なんとなく記号のウを選んだら当たった」

これでは、少し問題の切り口を変えられたり、応用問題になったりした途端に

手も足も出なくなってしまいます。

私が日頃からお伝えしている、英語や数学の根本的な「ロジック(論理)」が身についていない

状態だからです。

最強の学習法は「自分の考えを説明すること」

では、どうすれば本当の学力が身につくのでしょうか。

それは、お子さん自身が「なぜ、この答えになったのか」のプロセスを説明できるレベルまで

持っていくことです。

・「どうしてこの公式を使ったの?」

・「なぜこの選択肢が正解だと思ったの?」

この問いに対して、自分の考えを言葉にして他人に説明できたとき、

初めて「本当に理解した」と言えます。

この「論理的に筋道を立てて考える力」こそが、

私が中高生のうちに最も身につけてほしいと願う「独学力」の土台となります。

「合っているかどうか」は、その後の問題です

20年以上子どもたちを見てきて確信していることがあります。

それは、「一生懸命考えたプロセス」があれば、

その時点での答えの正誤はそれほど重要ではないということです。

間違えることは決して悪いことではありません。

むしろ、間違えた時こそが「宝の山」です。

「自分はこう考えて計算したけれど、

途中のこのプラスとマイナスの概念を勘違いしていたから間違えたんだ」

このように、自分の思考のプロセスを振り返り、どこでつまずいたのかを客観的に

分析することができれば、その失敗は強烈な経験値として蓄積されます。

効率的に成績を伸ばすためには、最初は圧倒的な量の演習をこなし、

こうした「質の高い失敗」を積み重ねることが一番の近道なのです。

ご家庭でできる、ちょっとした声掛けの工夫

今日からぜひ、お子さんが勉強している時の声掛けを少しだけ変えてみてください。

× 「答え合ってた?何点だった?」

「この問題、どうやって解いたの?お母さん(お父さん)に教えて!」

もしお子さんがうまく説明できなくても、責める必要は全くありません。

「そっか、ここはまだフワッとしているんだね。じゃあ、そこをもう一度確認してみようか」と

一緒に寄り添ってあげてください。

「答え合わせ」ではなく、「考え合わせ」をする。

その小さな積み重ねが、お子さんの思考力を深め、自ら学ぶ力(独学力)を力強く育てていきます。

私たち遊学館でも、生徒が「わかったつもり」で終わらないよう、

徹底的に「なぜ?」を問いかけ、自分の力で最後までやり切る指導を行っています。

一緒に、子どもたちの「考える力」を育てていきましょう!