「塾に通っても成績が伸びない子」に共通する、たった一つの落とし穴
こんにちは。
地域密着で20年以上、桂川エリアの子どもたちを見守ってきた塾長の鶴崎です。
「塾にちゃんと通ってるのに、なんで成績が上がらないのかしら…?」
そんなモヤモヤを抱える保護者の方は、決して少なくありません。
実は、そういうお子さんにはある共通点があるんです。
それは――
「聞いて終わり」で満足してしまっていること。
成績が伸びるかどうかは、「その後」で決まる
授業を真面目に聞く。それはもちろん大事なことです。
でも、「授業を聞いて満足」では、知識は定着しません。
人間の脳は、受け取った情報を「使わなければすぐに忘れてしまう」ようにできています。
つまり、聞いたことを、自分の言葉で説明してはじめて『理解』になるんです。
たとえば、教わった内容を「お母さんに説明してみて」と言われたらどうでしょう。
ちゃんと理解していないと、途中で詰まってしまいますよね?
でもその「詰まり」こそが、今のお子さんの『理解の穴』なんです。
説明を繰り返しただけで、30点アップ
ある中学生の男の子。
授業態度は真面目で、ノートもびっしり。
でも、テストの点は平均以下。
原因はまさに「聞いて終わり」でした。
私は彼に「今日の内容を、先生に説明してみて」と毎回伝えました。
最初はうまくいきませんでしたが、何度も繰り返すうちに、
「自分がどこをわかってなかったのか」が見えてきたんです。
すると次の数学のテストで、なんと30点アップ!
「自分で説明する」ことの力を、彼自身が一番実感した瞬間でした。
ご家庭でもできる声かけが、理解を深める
だからこそ、私は保護者の方にもこうお伝えしたいのです。
「今日、何を習った?」と聞くだけでも、お子さんの理解が深まります。
ポイントは、「うん」「ふーん」で終わらせず、「ちょっとでいいから教えてみて」と促すこと。
説明できない=理解が不十分なところ。そこを一緒に確認することで、
お子さんの勉強は確実に変わります。
塾に通うだけで成績が上がるわけではありません。
でも、「授業の受け方」と「その後の行動」を変えるだけで、
伸びる可能性は大きく広がります。
大切なのは、「習って終わり」にしないこと。
ぜひご家庭でも、「説明してみて?」のひと言を、習慣にしてみてください。