副教科の点数の二極化
こんにちは、
京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象
毎日塾に通える個別指導塾
遊学館の塾長の鶴崎です。
最近の定期テストを見ていて、気になることがあります。
それは「英語や数学」だけでなく、
「技術家庭科」や「保健体育」などの副教科でも、
点数の二極化が進んでいるということです。
平均点が40点台、そして40点以下が大量に…。
一方で80点以上を取る子もいる。
でも、その間の「平均点前後」がごっそり抜け落ちているのです。
なぜこんなことが起きているのでしょうか。
一番の原因は、「副教科を自分で勉強する力」を持つ子が減っていることです。
主要5教科は塾や家庭教師がフォローしてくれますが、
副教科はほとんどが『自力』頼み。
でも今の子どもたちは、「どう勉強すればいいのか」を誰かに教わらないと
動けない傾向が強くなっています。
つまり、「塾がない科目=勉強しない科目」になってしまっているのです。
実際、技術家庭科や保健体育のテストは、ただ暗記すればいいだけではありません。
言葉の理解、資料の読み取り、論理的な説明など、
思考力を求められる問題が増えています。
ここでも『基礎学力の差』が大きく影響しています。
主要科目が得意な子ほど、副教科もスムーズに得点できる。
逆に、主要科目が苦手な子は副教科でも低迷する。
まさに「副教科は学力の鏡」といえるでしょう。
副教科のテストを通して見えてくるのは、
勉強の習慣・読み取る力・考える力の有無。
こうした『教科を越えた力』が、今の教育ではますます大切になっています。