本当の語彙力を育てる親の接し方

【中学生のお母さんへ】「ヤバい」「ウザい」しか言わない我が子…

本当の語彙力を育てる親の接し方

中学生のお子さんをお持ちのお母さん、毎日のお子さんのサポート、本当にお疲れ様です。

遊学館の塾長、鶴崎です。

思春期を迎えたお子さんとの会話で、

「うちの子、何を聞いても『ヤバい』か『ウザい』しか言わなくて…」と悩んでいませんか?

面談でも、このような不安の声を本当によくお聞きします。

何を考えているのかわからず、心配になってしまいますよね。

■ 「言葉を知らない」わけではありません

以前、当塾でこんなことがありました。

テストの点数が思ったより伸びなかった生徒が、答案用紙をくしゃくしゃにして

「マジうざい、最悪!」と机に突っ伏してしまったんです。

かつての私なら、「そんな言葉を使わない!どこを間違えたかちゃんと言いなさい」と

強く叱っていたかもしれません。

でもその時は、「そっか、一生懸命やったのに悔しかったね」と声をかけました。

すると、しばらくして落ち着いたその子は、

「先生、実はここ、本当は分かってたのにケアレスミスしちゃって…すごく悔しい」と、

自分の言葉でしっかりと思いを伝えてくれたのです。

このエピソードからも分かるように、

子どもが「ウザい!」「ヤバい!」と感情を爆発させている時、

決して「言葉を知らない(語彙力がない)」わけではありません。

心の中にあるモヤモヤした大きな感情をうまく整理できず、

言葉にするのが追いつかずに爆発しているだけなのです。

ですから、「うちの子は語彙力がないからキレるのかしら」と焦って言葉のドリルをやらせても、

根本的な解決にはならないのです。

■ 言葉を育てる一番の近道は「親の共感」です

では、どうすればお子さんの言葉は育つのでしょうか?

ベネッセの調査などでも言われている通り、

子どもが自分で深く考えられるようになるために一番必要なこと。

それは、親や周りの大人が「一緒に共感すること」です。

お子さんが感情を爆発させているときは、ぜひ次のようなステップで接してみてください。

① 感情を否定せず、そのまま包み込む

「ウザい!」と怒っていたら、「そんな言葉使わないの!」と正論で叱る前に、

まずは「そっか、腹が立ったんだね」「嫌な気持ちになったんだね」と、

その気持ちを受け止めてみましょう。

② 心が落ち着いた後に、ゆっくり話を聴く

「自分の気持ちをわかってもらえた」と感じると、お子さんの心は少しずつ落ち着いてきます。

波立ちが収まったあとに、「何があったの?」とゆっくり話を聴いてあげてください。

■ 豊かな語彙力は「温かい対話」から生まれます

「正しい言葉」や「きちんとした説明」を求める前に、

まずはお子さんの「今の気持ち」にそっと寄り添ってみませんか?

豊かな語彙力や表現力は、机に向かってドリルを解くだけでなく、

親子の『温かい対話』の中からしか生まれません。

「自分の気持ちをわかってもらえた」という安心感こそが、

お子さんが自分の心と向き合い、適切な言葉を探す力へと繋がっていきます。

焦らず、ゆっくりとお子さんの心の成長を見守っていきましょうね。