「好きを仕事に」よりも「できるを仕事に」

「好きを仕事に」よりも「できるを仕事に」

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

最近よく耳にする「好きなことを仕事にしよう」という言葉。

たしかに、好きなことをして生きていけたら素敵です。

でも、現実はそう甘くありません。

お子さんの将来を考える今、親として少し立ち止まって考えてみませんか?

「好き」を仕事にしてうまくいかない現実

世の中には、「好きなことを仕事にしたけれど、収入が得られずに苦しんでいる人」が

たくさんいます。

なぜかというと、「好き」は本人の気持ちであって、

それを他人が必要としてくれるとは限らないからです。

ビジネスは「求められること=需要があること」に応えることで成り立っています。

いくら好きでも、誰も必要としていないことにお金を払ってはくれません。

「できること」を仕事にする意味

一方で、「自分ができること」「得意なこと」を仕事にすると、

他人から「お願いしたい」と求められる機会が自然と増えます。

これは立派な『スキル』であり、需要のある『価値』です。

求められるということは、収入にもつながりやすく、仕事として継続しやすくなります。

安定した生活基盤ができてこそ、本当にやりたいことにチャレンジする余裕も生まれます。

親が伝えたい「好きなこと」との向き合い方

「好きなことを見つける」ことはとても大切です。

でも、それを「今すぐ仕事にしろ」と急がせる必要はありません。

たとえば中学生のうちは、「好きなこと」「得意なこと」をたくさん経験させることが大事です。

その中で「人よりうまくできること」が見つかれば、それを磨いて「できること」に変えていく。

それが、お子さんの将来の選択肢を広げていく最も堅実な方法です。

好きを仕事にするのは「その後」でも遅くない

収入を得られる「できること」でまず社会に貢献する。

そして、生活の余裕ができたときに「本当にやりたかったこと」にチャレンジすればいい。

それは決して逃げではなく、むしろ戦略です。

お子さんに「夢を持つな」と言っているわけではなく、

「夢の叶え方には順番がある」と伝えてあげてほしいのです。

中学生の今こそ、可能性を広げる時期

中学生のうちは、「好き」「得意」「できる」を分けて考えることは難しいかもしれません。

だからこそ親の関わりがとても重要になります。

焦って「夢を追わせる」のではなく、「できることを増やす」という視点で

お子さんの成長を支えてあげてください。

将来、お子さんが「好きなこともできている」状態になるためには、

まず「できること」を伸ばすことから始めましょう。