【夏期講習35日目 】
判断力の欠如が学力を奪う
こんにちは、
京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象
毎日塾に通える個別指導塾
遊学館の塾長の鶴崎です。
お母さん方、夏期講習も気づけば35日目に入りました。
毎日生徒たちと向き合っていて、強く感じることがあります。
それは――
勉強ができない子は、知識が足りないのではなく
「判断力」が圧倒的に弱いということです。
「分かる・分からない」の判断がガバガバ。
「できる・できない」に至っては、そもそも判断しようとしていない。
この状態でいくら問題を解いても、ただ数をこなしているだけで実力はつきません。
例えるなら、壊れた計量器で料理をしているようなもの。
材料を増やしても味が整うはずがないのです。
本当に必要なのは、判断力を鍛える訓練。
でもこれは単なる勉強テクニックではなく、
子どもたちの「意識そのもの」を変える取り組みです。
つまり――
意識改革。
そして意識改革は一朝一夕では成し得ません。
時間をかけて、繰り返し揺さぶり、問いかけ、
本人が「気づき」を得るまで寄り添い続ける必要があります。
だからこそ、この夏のように集中的に向き合う機会はかけがえのない時間です。
「できないのは努力不足」ではなく、
そもそも「判断できていないから努力が空回りしている」ことに気づかせること。
これが本当に学力を伸ばす第一歩なのです。
お母さん方に知っていただきたいのは、
お子さんの学力は「正しい判断の積み重ね」でしか育たないという事実。
テストの点数は一瞬で上下しますが、判断力は一生を支える力になります。
だから、焦らずに。
そして「意識改革は時間がかかる」という覚悟を、
親御さん自身にも持っていただきたいのです。
今日も子どもたちは、自分の曖昧な判断と向き合いながら、
少しずつ変わり始めています。
その小さな一歩を、どうか見守ってあげてください。