夏期講習34日目 学力低下の正体は『暗記軽視』にある

【夏期講習34日目】

学力低下の正体は『暗記軽視』にある

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

「最近の子は覚えられない」

この言葉、あちこちで耳にしませんか?

でも私は思うんです。

学力低下の正体は、単純明快。

――暗記を軽視していることに尽きます。

読んで、書いて、また読んで、また書いて。

これを地道に繰り返す以外に、記憶は定着しません。

それなのに最近は「見るだけ」「観るだけ」でわかった気になる。

タブレットをポチポチやって、スッと答えが出てくる。

動画解説を観て「ふんふん、理解した」と思う。

……でも実際は頭に残っていない。

『わかったつもり』が、勉強をダメにしているんです。

親御さんからすると「スマートに勉強してる風」に見えるかもしれません。

でもね、あれはただの受け身。

どれだけ動画を観ても、どれだけ解説を聞いても、

能動的に手を動かして自分の脳に刻み込まなければ、覚えられるはずがありません。

だから、私はあえて言います。

もっと泥臭く行け!

100回書いたら100回分、脳に刻まれる。

書きすぎて手が痛くなって、嫌になる。

でもそこで踏ん張るから「覚えた!」の達成感が生まれるんです。

「暗記なんて古い」なんて言う人もいます。

でも本当にそうでしょうか?

基礎の暗記を抜きにして、思考も応用もあり得ません。

土台のない建物が、揺れに耐えられないのと同じです。

夏期講習34日目。

子どもたちはまだ伸びます。

でもその伸びしろは、「見るだけ」で伸びるものではない。

汗をかいて、手を動かし、泥臭く積み上げた分しか、伸びません。

ぜひ、お母さんもお子さんに伝えてあげてください。

「もっと手を動かしなさい。泥臭く覚えなさい。」と。

それが、学力低下の流れを断ち切る唯一の道です。