真面目に勉強しているのに成績が上がらない?
中学生の親御さんに知ってほしい「赤ペン」の落とし穴
「うちの子、机には向かっているのにテストの点数に結びつかないんです…」
中学生のお子さんを持つ親御さんから、本当によく伺うお悩みです。
毎日コツコツ頑張っている姿を見ているからこそ、「どうにかしてあげたい」と
歯がゆい思いをされている方も多いのではないでしょうか。
先日、ある生徒の勉強の様子を見ていて、すぐに気づいたことがありました。
「問題集を解いて、丸つけして、間違えた答えを赤ペンで写して、次のページへ進む。」
ノートを見ると、赤ペンで丁寧に正しい答えが書かれています。
すごく真面目で、頑張っている跡が伝わってきますよね。
でも、実はここで勉強が「止まって」いたんです。
「丸つけ」はゴールではなく、ただのスタート地点
多くの子どもたちが誤解しているのですが、丸つけをして赤ペンで答えを写す作業は、
「自分がどこを間違えたかの確認」でしかありません。
これをスポーツに例えてみましょう。
試合でミスをして、コーチに「あそこはこう動くんだよ」と指摘されたとします。
頭では「なるほど」と理解した状態です。
しかし、一度もその動きの練習をせずに、そのまま次の試合に出ているとしたらどうでしょうか?
きっと、次の試合でも同じミスを繰り返してしまいますよね。
勉強もこれと全く同じなのです。
成績が伸びる瞬間は「解き直し」にある
本当の意味で実力が伸びるのは、間違えた問題を
「自力でスラスラ解けるようになるまで」繰り返した時です。
赤ペンで答えを写して満足するのではなく、一度答えを隠して、
自分の頭と手だけで最後まで正解にたどり着けるか。
この「練習」のステップこそが、点数アップの最大の鍵になります。
ここが抜けたまま、テスト前だからと焦って勉強の「量」だけを増やしても、
去年と同じ勉強を少し多くやっているだけになってしまいます。
これでは、頑張っているのに成績が伸びないのも当然なのです。
土台がなければ、どんな教材も効果は半減する
進学型個別補習塾『遊学館』で20年以上にわたり、多くの子どもたちの学習に向き合ってきました。
その中で確信していることがあります。
もちろん、成績を上げるための勉強法には、他にも大切なポイントがたくさんあります。
しかし、この「自力で解き直す」という土台がなければ、
どんなに分かりやすい参考書を買っても、どんなに評判の良い塾に通っても、
その力を発揮しきれません。
もし、お子さんが問題集を解いている姿を見る機会があったら、
少しだけ手元を観察してみてください。 「赤ペンで写して終わっているな」と感じたら、
決して責めずに、「赤ペンで書いたところ、何も見ずに自分の力でもう一回解けるかな?」と
優しく声をかけてあげてください。
その小さな「解き直し」の積み重ねが、やがてお子さんの大きな自信と、
目に見える結果に繋がっていくはずです。














