成績が上がる子と上がらない子の決定的な違い
こんにちは。
中学生や高校生のお子さんを持つ親御さんにとって、
塾選びや日々の勉強のやり方は、本当に悩みの種ですよね。
少しでも分かりやすい先生に教わってほしい、実績のある有名な塾に入れたい。
親としてお子さんのために最善の環境を用意してあげたいと思うのは、ごく当然のことです。
でも今日は、お子さんの学習環境について考える上で、少し厳しいかもしれないけれど、
とても大切なことをお伝えしたいと思います。
それは、「誰から学ぶか」ももちろん大事だけれど、
それ以上に「自分がどうやって学ぶか」の方がはるかに大事だということです。
毎年たくさんの合格者を出す、全国的に有名な塾があるとします。
親御さんからすれば「ここに入れば安心だ」と思うかもしれません。
ですが、現実を見てみると、
その有名な塾に通っている生徒全員が志望校に合格できるわけではありません。
見事に結果を出して合格する子もいれば、残念ながら不合格になってしまう子も確実にいます。
同じ教室の席に座り、同じ優秀な先生から、同じテキストを使って授業を受けているのにです。
この結果の差は一体どこから生まれるのでしょうか。
それは、先生の質でもテキストの質でもありません。
「生徒自身が、毎日の勉強をどうやって進めているか」という、取り組む姿勢の差なんです。
具体的に言うと、日々の勉強で次の3つのことができているかどうかの違いです。
1. 時間をちゃんと使ったか
ただ机の前に座って時間を過ごした、というだけでは意味がありません。
スマートフォンを見たり、他のことを考えたりせずに、
目の前の問題に集中してしっかり時間を使ったかどうか。
勉強のための時間を、生活の中で優先して確保できたかどうかです。
2. 言われたことを徹底的にやったか
塾の先生から「このやり方で復習しなさい」
「この問題集は3回繰り返しなさい」と指示されたとします。
結果が出ない子の多くは、これを1回で終わらせてしまったり、
自己流の楽なやり方に変えてしまったりします。
言われた通りの手順で、ごまかさずに最後まで徹底的にやり切ったかどうかが問われます。
3. 自分でも工夫して取り組んだか
ただ言われたことを作業としてこなすだけでは、本当の学力にはなりません。
「自分はなぜこの問題を間違えたんだろう」
「どうすれば明日のテストまで忘れずに覚えていられるだろう」と、
自分自身の頭で考え、やり方を少し変えてみたり、
まとめ直してみたりする工夫があったかどうかです。
この3つが揃って初めて「正しく学んでいる」と言えます。
成績がなかなか上がらないとき、
私たち大人はつい「あの塾はうちの子には合わない」「あの先生の教え方が下手だ」と、
環境のせいにしてしまいがちです。
お子さん自身も「塾が悪い」と言い訳をすることがあるかもしれません。
ここで一番重要なのは、結果が出なかったときに
「塾の教え方が悪いのか、それとも自分の勉強のやり方が甘かったのか」を、
はっきりと判断できる状態にお子さん自身がなれているかどうかです。
もし、先生に言われたことを100%そのまま実行し、
自分なりに必死に工夫して、時間も十分にかけた。
それなのにまったく成績が上がらないのであれば、
その時はじめて「塾と本人の相性が悪い」「教え方が合っていない」と判断して、
別の場所を探すべきです。
でも、出された宿題をサボっていたり、復習を後回しにしていたり、
分からない部分を質問せずに放置していたりするのなら、
それは塾の責任ではありません。
単に、自分がやるべきことをやっていないだけです。
その状態のままで塾を変えても、家庭教師をつけても、結果は絶対に変わりません。
どんなに素晴らしい環境が用意されていても、どんなに教えるのが上手な先生が目の前にいても、
お子さん自身の「学ぶ姿勢」がズレてしまっていたら、
何にお金と時間をかけても上手くはいかないんです。
塾に通わせる前に、あるいは今通っている塾を変えようかと悩む前に、
まずは「今、目の前の勉強に対して、どれだけ本気で、正しく取り組めているか」を
お子さんと一緒に振り返ってみてください。
環境を整えるのはその後からでも、決して遅くはありません。














