「勉強に必殺技はない」

「勉強に必殺技はない」

こんにちは、

京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象

毎日塾に通える個別指導塾

遊学館の塾長の鶴崎です。

「うちの子、もっと効率のいい勉強法があれば成績上がると思うんです」

「志望校合格のために『この方法をやれば大丈夫』っていう必殺技、ありませんか?」

面談などで、こんなお声をいただくことがよくあります。

お気持ちはとてもよくわかります。

少しでも良い方法があれば試したい、我が子に合った『特別な勉強法』があれば

取り入れたい——

親としては当然のことです。

ですが、実際に合格を勝ち取っていく子たちの多くは、「特別な何か」ではなく

「今やっている勉強の質」をとことん高めていった子たちなのです。

魔法のような勉強法は、存在しません

SNSや動画などには、「これさえやれば偏差値○○!」のような情報があふれています。

確かに、勉強の工夫は必要です。

でもそれはあくまでも『補助』の話であって、『本質』ではありません。

子どもたちにとって一番の近道は、目の前のワークをきちんと仕上げること。

今取り組んでいる問題集を、誤魔化さず、繰り返し、しっかり自分のものにしていくこと。

それをやり切った子が、一歩ずつ合格に近づいていきます。

「新しい勉強法を探す前に、今の勉強をやり切る」

特別な方法を探し回るあまり、肝心の「今日の宿題」や「基礎の見直し」がおろそかになる。

それでは本末転倒です。

実際、成績を大きく伸ばしていく生徒ほど、目の前のやるべきことに地道に向き合っています。

派手な方法ではなく、地味な努力の積み重ねが最大の武器になります。

親ができることは、『やり切る力』を支えてあげること

お子さんが「これでいいのかな…」「もっといい方法があるのかな…」と迷っていたら、

こう伝えてあげてください。

「まずは今やっていることを、全力でやり切ってみよう」
「特別な方法を探すより、今を頑張ってみよう」

やり方に迷ったときこそ、「今ここ」に集中することが合格への近道になります。

最後に

志望校合格というゴールは、日々の積み重ねの先にあります。

特別な魔法はありません。

でも、毎日の勉強の中身を少しずつ磨いていくことで、子どもたちは確実に変わっていきます。

私たち大人がすべきことは、必要以上に焦らせず、特別なものに飛びつかせず、

「今やっていることを丁寧に取り組むことこそが一番の勉強だよ」と

伝えてあげることなのだと思います。