【夏期講習27日目】
「やる気を引き出す」の本当の意味
こんにちは、
京都 西京区 桂の桂中・桂川中対象
毎日塾に通える個別指導塾
遊学館の塾長の鶴崎です。
「子供のやる気を引き出すのも塾の仕事ですよね?」
保護者の方から、よくこう言われます。
確かに、その通りです。
私は、勉強の意味や大切さを伝え、
子供の心に火をつける存在でありたいと思っています。
でも、ここで一つ感じる矛盾があります。
勉強の重要性を本気で語れば、
「勉強だけが全てじゃない」
「そんなの押し付けだ」
「洗脳みたい」
…と批判されることがあるんです。
もちろん、勉強だけが人生の全てではありません。
ですが、中学生という限られた時間の中で、受験や将来の土台になる力をつけるのは、
他の誰でもない『今』しかできないことです。
やる気を引き出すためには、耳ざわりの良い言葉だけでは足りません。
時には厳しい現実を突きつけ、甘えを断ち切る言葉も必要です。
それが子供にとって「今は響かなくても、後から感謝される言葉」になることも多いのです。
もし私に「やる気を引き出してほしい」と望むなら、
私にもう少し『言論の自由』を与えてほしいのです。
そして、その言葉に対してすぐに批判の矢を放つのではなく、
「子供にどう届くか」という長い目で見てほしいのです。
この夏、私たちが口にする一言一言は、
決して子供を傷つけるためではありません。
未来を生き抜くための背中押しであり、時には荒療治でもあります。
夏期講習27日目。
子供たちは疲れも見せますが、その目には確かに『火』が宿り始めています。
この火を絶やさないためにも、私たち大人は、同じ方向を向いて子供を支えたい。
そのために、どうか私の言葉にも耳を傾けてください。